私が膠原病(SLE)を発症して山梨県立中央病院に入院した翌日、私とは違う種類の膠原病でお隣りのベットに入院してきたのが、Hさんでした。私もHさんも、痛みの原因ががわからないままひと月ほどいくつかの病院に通院してようやく県立病院に来たので、入院当初は既に重症化。お互い、体の痛みとの闘いから始まりました。難病を発症したことへの不安、家族と離れ離れになった寂しさ、仕事ができなくなってしまった苦しみ・・・突然一変した生活と、言いわたされた『入院2ヶ月間』に目の前が真っ暗になっていました。

 痛みが少しずつらくになり、食事もとれるようになった頃には、Hさんといろいろな話をするようになりました。家族のこと、仕事のこと、病気や薬のこと、お医者さんや看護師さんのこと、たわいもない世間話・・・いっぱい話しました。入院していると落ち込むこともあります。でも、おかしなもので、ふたりの落ち込む時期はずれるようで(笑)、私が落ち込んだときにはHさんが、Hさんが落ち込んだときには私が、お互い声掛けをしながら過ごしてきたような気がします。体と心の痛みをわかり合えるHさんが隣りにいなかったら、もっとずっとつらい入院生活になっていたと思います。そして2ヶ月後、私とHさんは同じ日に退院しました。

 今日、Hさんと笛吹市の「マリモカフェ」さんでランチをしました🍴 2年7か月ぶりに会ったHさんは健康そのもの。私の大好きな素敵な笑顔を見せてくれました💛 お元気そうで本当に良かった。今となっては、あんなにつらかったことも笑って話せる。懐かしいとさえ思える入院生活。退院後はそれぞれ、大変なことや心配なことが多々ありました。これからも投薬治療はずっと続いていくし、いつまた数値が高くなるかわからない。いつどんな合併症がおこるかわからない不安もあります。それでも『病いは気から』クヨクヨしたって仕方ない。「どうせ同じ時間を生きるなら笑っていよう」・・・ふたりでそう話しました。病気にならなければ知り合えなかったHさんとの出会いに心から感謝です🍀

2年7ヵ月ぶりの再会🍴「同じ時間を生きるなら笑っていよう」🍀” に対して4件のコメントがあります。

  1. 荒芝くん より:

    美穂さん、同じ心の傷みが分かる友達は一生の友達ですね
    苦楽を共に生きる夫婦や友達は、なかなか出逢える事ではないです
    励まし支えあって生きて、余裕があるなら同じ苦しみを持っている人を救ってあげてください

    1. hirose-yamanasi より:

      本当にそうですね。一生の友達だと思っています。
      彼女が健康で幸せだと心から嬉しい・・・同じ時期に同様の苦しみを体感したからこそです。
      これからもずっと大切に。支え合っていきたいと思います。
      いつも気にかけてくれて、本当にありがとうございます。

  2. 匿名 より:

    本当にそうですよ、広瀬さん。同じ時間を生きるならわらら笑って生きよう!ですよね。私も今そうして生きてます。後何年生きるのかも考えても答えがでませんし、誰かが教えてくれるわけでもありませんからね。病気知らずの人は、知らずと無理するし、病気してる人は、絶対に無理しないから、体調管理徹底してる人が多い気がします。
    私は人と比べてしまいしんどくなってしまう時、いつも、「私は私。マイペースでいいんだ」といい聞かせています。
    他人の健康と無意識のうちに比べてしまっていることが私はあります。比べても仕方ないのにね。笑

    生きてるうちに、いろんな事がやりたくて、今はヨガにハマってる笑

    あまり、ネガティヴに物事を考えずに、しんどい時は休んで、今当たり前に普通に暮らせていることに感謝して。
    いつかお会いしたいです。
    不器用だから、何を話したら良いかわからないかもしれないです^_^
    お互いにボチボチいきましょうね。

    1. hirose-yamanasi より:

      コメント、どうもありがとうございます。
      「私は私。マイペースでいいんだ」・・・素敵な言葉ですね。
      痛みなく普通に暮らせる当たり前に感謝して・・・
      ポジティブに生きていきましょうね。
      ヨガ、いいですね。楽しそうだし気持ちよさそう。
      ヨガ、教えるよって言ってくれている友達がいるんです。やってみようかな・・・。
      本当にいつもありがとう。いつか、きっと会いましょう。

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