山梨県立美術館ギャラリーで開催された『第十五回国際墨彩画展』に展示された伯母の作品を見に、昨日、母と行ってきました。
母の姉は今年86歳。中国人の先生に墨彩画を習い始めて20年余りになります。前回は花の墨彩画でしたが、今回は『寒雀』の掛け軸でした。雪の上にたたずむ4羽の雀。その一羽一羽の表情が豊かでなんとも可愛らしい優しい絵。雪の降り積もった南天の実の濃薄な紅色が、とても鮮やかで美しかったです🍀
伯母には持病があり、この冬は具合が悪く、今回の出展はあきらめかけていたようでした。それでも、これが最後という思いで描き始めたのだそうです。ギャラリーに伯母の先生がいらしていて、伯母のことを話してくださいました。墨彩画が好きな伯母は、描いているときは病気のことなど忘れているようだ。生き生きと描いていたと・・・。無趣味な私は、そんなにも夢中になれるもののある伯母を羨ましいと思います。
着付けの師範でもある伯母は、若い時から着物がよく似合います。ギャラリーで私たちを出迎えてくれた着物姿の伯母は、凛としていて80代にはとても見えません。思っていたよりも元気そうで本当に安心しました。伯母の描く墨彩画を楽しみにしている人たちがいるのだと、先生から伺いました。明日には、伯母の同級生たちも10人ほど見に来てくれるのだそうです。その中には、毎回見に来てくれている同級生もいると。伯母にとって、大切なお友達なのだと思います。応援してくれる人たちのためにも、伯母にはこれからもずっと大好きな墨彩画描き続けていってほしい。来年も、再来年も、母と一緒に伯母の墨彩画を見に行きたいと願っています🍀
一生夢中になれる事があるって良いですね(^^)
荒芝くん、いつもありがとうございます。
本当にそうですね。荒芝くんには、将来に向けて素晴らしい目標がありますね。
私も夢中になれるもの、今は、何か趣味を見つけたいと思っています。
発症するまでは、家庭、子育てと学校の仕事で精一杯で心のゆとりがなかったので。