「全身性エリテマトーデス」を発症し入院しなければならなかった5年前。それまで担任していた子どもたちが、この春、小学校を卒業します。

 午後から『6年生を送る会』がありました。私の勤務時間は4校時までなので、普段は給食を食べずに帰宅するのですが、この日は、先生方のご配慮で、6年教室で子どもたちと一緒に給食を食べることができました。この子たちと一緒に食べる給食は5年ぶり。コロナ渦の今、給食中は黙ったまま全員前を向いて食べなければならない。それでも、子どもたちと一緒に食べることができたことは、とても嬉しい出来事でした。

 『6年生を送る会』が始まりました。紹介された6年生が、ひとりひとり、舞台の幕から出てきます。スポットライトを浴びた子どもたちは、みんな輝いて見えました。

 1年生から順に、各学年の出し物がありました。どの学年も、6年生に対する感謝の気持ちがいっぱい。温かい舞台でした。5年生の出し物は、6年生が入学してから現在までの写真のスライドショー。1年生の頃の様子も数枚映し出されました。かわいかった子どもたちとの10か月間を思い出し、なつかしさで胸が熱くなりました。入学してまもなく、黒板の前で私が撮ったひとりひとりの写真と、6年生になってから撮ったひとりひとりの写真が、並んで映し出されました。あどけなかった幼い表情が、大人っぽいりりしい表情に。成長した子どもたちの写真に、かけがえのない時の流れを感じました。教職員の出し物では、ありったけの気持ちを込めて・・・。

 コロナ渦で、保護者の参観はなくなってしまいましたが、例年通りの送る会が開催できたことに感謝。そして、参加できたことに感謝。心温まる大切な大切な2時間でした。卒業まで、あともう少し。寂しいです。

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