イチョウの輝きに 早すぎる旅立ち

自宅近くのイチョウの木

 彼女に初めて会ったのは、24年前。娘の小学校入学説明会でした。我が子初の入学。知っている人もいなくて心細かった私に、初めて声をかけてくれたのが彼女でした。その時の彼女の優しい笑顔を、今でもよく覚えています。3歳歳上の彼女は、面倒みの良い温かい人で、お世話になったことも多々ありました。子どもが成長しそれぞれの道を進んでいくと、母として会う機会も減っていき、ごくたまにメールで近況を伝え合うくらいになっていました。

 そんな彼女が病気を発症したのが、今から数年前。とても心配していましたが、お見舞いに行ったときに元気そうにしていた彼女を見てとてもびっくりしたものでした。その後少したって、私がSLEを発症。今度は、彼女が励ましの連絡をくれました。

 それからあっという間に月日は流れ、人伝いに、彼女が仕事に復帰したことを聞いて安心していました。もともと芯の強い人。彼女は病気を克服したのだと。彼女宅の大きなイチョウの木が、私の通勤する道路から見えます。彼女の訃報を聞いたのは、輝くその黄金色を見ながら、コロナが落ち着いたら連絡してみよう・・・そんなふうに思った矢先のことでした。

 彼女は自分の病状を受け入れ、1年間の闘病後、静かに旅立ったと。とても信じられない。信じたくない。イチョウを見たその時々に、どうして連絡しなかったのだろう。まだ私は、恩返ししていない。彼女のために何もできっこないけれど、せめてお礼だけでも伝えたかった。ものすごく悔やまれます。

 今日は彼女の告別式でした。写真の彼女は、柔らかく温かい表情をしていました。享年58歳。早すぎる旅立ち。彼女の強さと優しさを、いつまでも忘れません。

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