フルーツラインからの夜景

 身体に顕著な症状が現れ始めたのは、ちょうど5年前の今頃でした。当時担任していた1年生の書き初め大会に向けての練習用紙に、丸付けをして文字を直すのだけれど、手の指の関節が腫れて、思うような文字が書けない。痛みも出てきて、初めて身体に不安を感じた。北風が吹く頃になると、あの時のことを思い出します。

 夜のウォーキング。歩いている顔に当たる風が、少しづつ冷たくなってきました。澄んだ冬空に輝く夜景は、とても奇麗です。発症してもうすぐ5年。根治困難な難病でも、痛みなくウォーキングできる。学習支援員としてだけれど、勤務していた小学校に戻ることができ、あの時担任していた子たちの丸付けもしてあげられている・・・思うところはいろいろあるけれど、そんな今を、幸せに感じる今日この頃です。

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