小学校に出勤すると、私は、毎朝、特別支援の子について、6年教室の朝の会に入ります。朝の会の歌は、今、卒業式に歌う歌。その子の隣りで、楽譜を持って、一緒に歌います。『最後のチャイム』、そして『旅立ちの日に』。一緒に歌っていると、6年生の子たちが1年生だった頃の思い出が、次から次へと浮かんできて涙が出そうになります。

 入学したばかりの頃は、大変なことがいろいろあったクラスでした。でも、どの子もみんなとてもかわいくて頑張り屋さんで・・・ひとつひとつを、一緒に一生懸命乗り越えながら頑張ってきました。私の急な発症と入院で、2月からは担任を続けることが叶わなかったけれど。小さくて幼かった1年生は、様々な体験を経て、ひとりひとりがこんなにも大きく成長したのだと。感無量とは、こういうことを言うのでしょうか。今からこんな涙腺で、卒業式本番はいったいどうなってしまうのか。卒業式まで、あと2か月。寂しいです。

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